Selection This Month (September '99)

 

Ramdisk+ Ver3.2.4

RamDisk+は、Plusが主流の頃から存在し、多くのバージョンアップを経てきています。本来は、Plusのようにハードディスクを持たないモデル用に、システムファイルをRAMディスクにコピーして起動する目的で開発されていました。この当たりのノウハウは下記のURLを参照にして下さい。

やましんさん  Plusを無音で使う

http://www.enjoy.ne.jp/~yamashin/page42.htm

最新バージョンは、System7.0にも対応し、最大32MBまで搭載可能です。

RamDisk+を使用に当たっては、そのマシンが搭載するメモリの容量に注意して下さい。基本的には4MB未満のモデルではそのメリットは少ないものと思います。

***動作環境***

Plus以降、漢字TALK2.0〜6.0.7(RamDisk Ver2.21)
漢字TALK6.0.7〜7.1まで(RamDisk Ver3.2.4)

インストールの方法

1. まず、RamDisk+はバージョンによって、そのファイルの種類が異なります。Ver2はアプリケーション、Ver3はコントロールパネル書類です。

2. RamDisk+をシステムフォルダーにコピーして下さい。オリジナルを残す場合は、Option Keyを押しながら、ドラッグ&ドロップして下さい。Ver2を使用する場合はアプリケーションですからSystem Foderには入れないで下さい。

3. 再起動して下さい。

***使用方法***
ここでは、最新バージョンのVer3.24を例に述べます。

1. コントロールパネルからRamDiskを呼び出して下さい。

2. 設定パネルが現れますから、基本設定を行って下さい。チェックボタンに印が付くと、その機能は動作する状態になります。

3. 各機能の説明は以下の通りです。

*Show Startup icon

マックの起動時にアイコンを表示

*Create RAMdisk

RAMディスクを作成

*Arm Restart button

システムエラーが発生したとき、RamDisk+Bomb Guard機能によってリスタートボタンを押してファイダに戻る

*Arm Restart button

システムエラーが発生したとき、RamDisk+Bomb Guard機能によってプログラマーズ・インターラプト・スイッチを押してファインダに戻る

*Copy to RAMdisk

特定のファイルを指定して、RAMディスクに自動的(起動時に)コピーする

*Switch to RAMdisk

RAMディスクにシステムとFinderをコピーして、RAMディスクから起動する

*Enter MultiFinder

RAMディスクからシステムを起動してMultiFinderを使う。ただし、Switch to RAMdiskをオンにして、Finderでいったん起動してから必要なファイルをすべてコピーしてから、Enter MultiFinderをオンにして、MultiFinderを利用する

*Eject Floppies

システムをフロッピーで供給して、RAMディスクにシステムをコピーしてから、RAMディスクのシステムでリスタートする場合、最初に挿入したフロッピーを自動的にイジェクトさせる

4. Create Ramdiskをオンにすると、RAMディスクを作成する際の基本設定を行うために"Setup・・・"ボタンをクリックする。

5. ダイアログボックスが現れ、RAMディスクの容量を"Specify Size of RAM disk:"に数値を入力して設定する。この時入力可能な数値は"between xxK and xxxK"で表示される。

6. RAMdiskの名前を"Volume Name?"に入力する

7. "Your Name" に好きな名前を。入れる

8. "OK"ボタンを押す

9. "Copy to RAMdisk"のチェックボタンをオンにすると、RAMディスクにコピーするファイルを指定するために"Selection・・・"ボタンをクリックする。

10. ダイアログボックスが現れ、リストボックスからコピーしたいファイルを選択して"Include"ボタンをクリックする。指定されたファイルの総容量が、右上の"Selected:"に表示される。削除する場合は、"Exclude"ボタンをクリックする

11. "OK"ボタンをクリックする


***利用方法***

1. 若干不安定な場合があるので、あくまで個人で使用すべきであろう

2. レスポンス向上のための方法として、RAMdisk ,System, Finder, MultiFinderだけをRAMディスクにコピーするように指定する。すると、システムフォルダのそれらのファイルを読む替わりに、RAMディスク内のファイルが利用されるので、体感速度は相当上がる。ただし、アップルメニューが使えなくなるし、SuiteCaseなどのユーティリティは使えなくなる。できればシステム丸ごとコピーするのが一番。

3. FEP の辞書をRAMディスクにコピーする。MacVJEは辞書の位置が指定できるので利用可能

4. 爆弾が出ることがよくあるが、Shift Keyを押しながら起動すると、RAMDiskを切ることができる