LocalTalk BridgeでEther Networkに接続
古いマックにおぼれ込んでいきますと、マシンの台数は増えていきますが、それと同時にホームページの更新や仕事でパワーマックを使う必要も出てきます。殆どの人が、このような環境、特に自宅では古いマックと最新のマックが同居する環境にあると思います。このような環境下で、Localtalk NetworkとEther Networkを接続してくれる、つまりブリッジ(橋渡し)してくれる純正のソフトを紹介させていただきます。このソフトはアップル純正(以前は売っていました)ですので、以下のFTPサイトからダウンロードできます。PlusやSE, SE/30等の様に、CD-ROMが内蔵されていないマシンにソフトをインストールするときに重宝しますよ。
LocalTalk Bridge 2.1-------http://asu.info.apple.com/swupdates.nsf/artnum/n11358
localtalk PCI1.2 ----------http://asu.info.apple.com/swupdates.nsf/artnum/n11106
このうち、Localtalk Bridge 2.1は68020CPU以上のマシンで使用できるもので、Localtalk PCI 1.2は、一部のプリンターが見えない場合に使用できるPowewrPC用LocalTalk Bridge(Extension)です。
Localtalk Bridgeの使用については、Specから引用すると、
1. 必要なシステムは、Ver7.1以降。
2. 従来のAppletalkか、Opentransport 1.1以降(Ver 1.1.2以降が推奨) 注意一部の古いAppleshareは使用不能
3. サーバーは68020プロセッサー以降
4. サーバーにはLocalTalk PortとEther Port(機種によってはTaken Ringや赤外線ポート)が必要
インストールの方法:
1.システムフォルダにLocaltalk Bridge Ver2.1をドラッグ&ドロップ
2.再起動
これのみの簡単なものです。再起動後、自動的にLocaltalk Bridgeは作動しています。この機能を切るときは、下のダイアログボックスをOFFにするか、機能拡張マネージャーで組み込みを禁止して下さい。
動 作 方 法 :
Localtalk BridgeをインストールしたサーバーにはLocaltalkとEther Networkが接続されているはずですから、例えばLocaltalkしか繋がっていないクライアント側、例ではPB100(漢字TALK6以上)で セレクタのAppleshareをダブルクリックしますと、あら不思議、Ether Netwokしか繋がっていない9500が見えます。例では、LC475がサーバーですから、このマシンもPB100から見えています。
例の場合、9500をダブルクリックしますと、
と、9500にマウントされたボリュームが見えています。
売り文句:
Localtalk BridgeはLocaltalk によるネットワークと他のネットワーク、たとえばEther, Token RIng or 赤外線ネットワークをブリッジ、つまり橋渡しするソフトです。Localtalk BridgeはLocalTalk Networkのみしか持っていない古いPowerbookやLaserWriterなどのプリンターと他のネットワークをつなぐものです。
注 意:
1. Localtalk BridgeはLocaltalkネットワーク上でルーターが存在する場合には機能しません。Ether側にルーターがいる場合には機能します。Localtalk BridgeはLocaltalkのセグメント上でのみ使用でき、すでに他のブリッジソフトやハードウェアルーター、Appletalk Internet Routerなどが存在する場合には使用できません。
2. Localtalk Bridgeが機能しているときに、AppleTalkの切り替えを行うと、クラッシュの恐れがあります。AppleTalkの切り替えを行う時は、事前にコントロールパネルのLocaltalk Bridgeを無効にしておいて下さい。
3. その他、接続できるマシンの数は限定されているが、一般的な個人の使用には数は問題がないでしょう。
4. Localtalk Bridge 2.1は、MacTCPとOpentransportの両方に対応していますが、場合によっては、Opentransport 1.1の場合ブリッジできないという現象が発生するケースも有ります。この場合は、MacTCP(従来のAppletalk)で運用してみる事をお薦めします。私の自宅の例では9500(OS 8.5)にインストールしますと、ちゃんとプリンターもLocaltalkのマシンも繋がっています。他の例では、時々繋がらないケースも報告されていますので、必ずしも万能ではないことを承知して下さい。
5. Specでは漢字TALK7.1以上が必要です。OS8.5でのサポートはされていませんが、4.の報告にもあるように一応動作しています。ただ、まだまだテストが必要だと思います。OS9以上はLocaltalkをサポートしていないので繋がりません。
6. Appleshareをクリックしても、Localtalkのマシンが見えない場合には、時間的な遅れも有りますので、一度セレクタを閉じて、再度Appleshareを起動してみて下さい。